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The Sound and the Fury。

響きと怒り読了しました。
岩波文庫の新版は、懇切丁寧でした。
巻末のフォークナー自身による
「付録・コンプソン一族」があって
はじめてわかることがちょいちょい。

全部で4章仕立てです。

1章、末弟であるベンジーのナラティブ。
2章、長男のクエンティンのナラティブ。
3章、次兄ジェイソンのナラティブ。
4章、3人称の語り。

曲者は1、2章。とりわけ断然1章です。
なにせベンジーはいわゆる発達障害、
端的に言うと白痴なのです。
フォークナーの描写はただでさえ
アクロバティックに写実的で、
「何が起こっているのか」を解読するのがむっかしい。
(邦訳で読んでもぶっちぎりわけわかんないっす)
ましてや認知の主体が白痴ともなれば。
さらに1章、2章ともに共通する特徴があります。

The time is out of joint.

ようするに、登場人物が線形な時間感覚を持っていない。
まぁ「意識の流れ」という手法自体が、
我が愛するダロウェイ夫人を見てのように、
軽やかに時制を超える語りを信条としているわけなのですが、
それにしたって限度があるってもんでしょう。

意識の水面に浮かび上がってははじける
泡沫のような認知から現実をいかに再構成するか。

懇切丁寧な岩波版は、巻末に再構成された
出来事一覧表をのっけてくれているので、
僕はいわばカンニングしながら
フォークナーのテキストにあたった訳なのです。


この1週間風邪でおなかを壊してしまい、
活動限界突破な状況で仕事してました。
ほとんど6時ぴったりに退社できたので、
逆に睡眠時間はたっぷりとれました。
なので今日は元気元気!です。


ネットで「パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールズ・エンド」見てたわけなのですが、
パソコンのスペックが追いつかず途中でエラーが出てしまって悲しいことこの上なくて、
おもわずらき☆すた見た自分の最近のヲタ化が加速してるような気がしてなりません。

最近「ゼロ年代」と称されている作家の作品を素直に面白いと思うようになりました。
昨晩は佐藤友哉「水没ピアノ~鏡創二がひきもどす犯罪~」読みました。
「フリッカー式」からはじめる、サリンジャーのグラス・サーガに想を得たらしい
「鏡家サーガ」の第3作なわけですが、感動、じゃないな、打ちのめされてしまいました。
まったくことなる3つの物語が同時並行的に語られてゆき…最後に訪れるカタルシス。
小説なんて加速するモダン~ポストモダン小説郡で使い尽くされてしまっている。
それを痛いほど自覚しながらもなお小説を書こうとする作家には
あこがれ以上の何かを感じてしまいます。


佐藤友哉、おそまきながらオススメです。是非に。


リチャード・パワーズ「囚人のジレンマ」読み方、はじめ。
原書かって30ページ読むのに2週間かかってあきらめたところの刊行でした。

新しいスニーカーが欲しいので買い物に行ってきます。
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by vanitas-vanitatum | 2007-06-09 12:47 |
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