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「私が君に言いもしないことに反論しないでいただきたい」

「ガレッティ先生失言録」より。

18世紀の実在の教授の授業における失言を集めた本です。

そのほかにも。

「教師はつねに正しい。たとえまちがっているときであっても。」

「ホメロスが書いたのは、まだ文字がなかったと十分の根拠を持って断言できる時代である。」

「神は不死である。かかるがゆえに、死なない。」

「見えないので目で見ることの出来ない物体がある。」

「水は沸騰すると気体になる。凍ると立体になる。」

抱腹絶倒。



頭の中で考えていることは、正しい。

理路整然と美しい。

実際に言葉にしてみるとまぁ、なんてかたいがい支離滅裂。

コミュニケーション能力の不足っぷりってか、

そもそも言語化能力が根本的に不足しているような自分であるけど、

だからこそこの本を読んだときとりあえず安心して笑えるっていうか?



著者のガレッティ先生、今ほど各々の学問分野が専門特化していない、

百科全書的な時代を生きていた教授だそうです。

博覧強記でならしてる先生、ちょっとあれあれってな場面も多かったようで。

先生の死後、弟子たちがまとめたのが(ついでにちょっと捏造したり)

このガレッティ先生失言録。

肝心の学問的業績は今にはまったく伝わってないようです。

ま、そんなこたぁどうでもよい。

こんな失言録があまれるほど、先生みんなに愛されていたっぽい。

特に「授業風景」の項を読んでいると、こんな先生に教えられたいって思いますよ。

きっと。



池内紀の日本語訳はきっとまちがいなく絶品です。

さいごにお気に入りの失言を一つ。

「平行線の理論は自明の理というべきである。

なぜなら、論じても平行するのみで永遠に交わらない。」
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by vanitas-vanitatum | 2005-09-19 20:18 |
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