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日展。
先日日展に行ってきました。
毎度毎度思うことがあります。 お目当ての作家さんとかがいないと、いまいち日展に行く価値がなさそう。 日展系の芸術家なら、その道の権威から非常に前衛的な芸術家まで、本当に何でもござれなのですが、いかんせん人数が多すぎる。作風もごった煮で、どうにもこちらの体力と頭がおっつかないのです。 まぁ、なんでもこんなんが何ぼすんのやろう、とお金のことを考えてしまう僕なんかが行くのはいまいち場違いな気がしますが…。 ともあれ一応僕にはお目当ての作家さんがいました。 といっても、祖父母にちょっとみてきたってぇ、といわれたからまぁ興味半分、というのが本当のところ。 川尻一貫さんと、息子さんの川尻潤さんという陶芸家がお目当ての作家さんです。 ちょっとしたご縁で、お二人の焼き物をよくつかわさしてもらっているのですが、その息子さんのほうが特選をとらはったということで、僕がせっつかれて見に行ったわけです。 はい、これがその特選をとらはった、川尻潤さんの「南蛮 その2」です。じつにみょうちくりんなオブジェです。一応花瓶なのかな? この息子さんの陶器は、「前衛」を態であらわしたかのような、過激な作品が多い。お皿ひとつをとっても、一体全体こんなんに何を盛りつけろというんだろうか、というような。祖母に言わせると、ものを言い過ぎるとなります。まぁ、ふだんづかいの焼き物は、さすがになんぼかおとなしくて、意外に愛着が湧いてくるようなものが多いのですが。 お父さんの一貫さんの作品は、もう息子さんのとはうって変わって非常に繊細で、一部の隙もなさげなものが多い。今年展覧されてた作品は、「花宴」です。 ふだんづかいの器にしろ花瓶にしろ、一貫さんの陶器にはなんと言うか、非常に気品がある、のだそうです。そういわれてみるとなんとなくそんな感じがしてくるもので、今では下宿で一貫さんの湯呑みを使ってお茶をすすりつつ悦にいっている、というわけです。 なんというか、この親子さんのこの作風の違いには、見ていて面白いものがあります。 はぁ、こんなものをお父さんが作らはるから息子さんはこんなものを作りたくなってくるのかなぁ、と、まぁいらぬ想像をたくましくして作品を眺めさしてもらった、そんなひと時でした。 それはそうとトップの画像変えました(笑) う~、卒論の頃はまさしく病んでいた。 このトップの小学生の粘土細工のような物体は、前述の川尻潤さんが年始にもって来はった、干支の鶏です。祖母なんぞは、きちがい鳥なんてよんでますが(内緒)、なかなかどうしてかわいらしいシロモノです。すっかりお気に入りで、写メにしてあげてみました。いやきっと、無造作にみえてそれでいて、勘所をきちんとおさえたものを作るのは、何の分野にしても難しいことなんでしょうね。
by vanitas-vanitatum
| 2005-01-20 21:19
| よしなしごと
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