なんとはなしに読了。
2年ほど前にikuさんに貸してもらって読んだ時にはいまいちだなぁと思った記憶があるのだが、
改めて読み返すとディーテールがとんとんと体になじんで、とても面白かった。
虐殺器官といい、伊藤計劃が作りだすラディカルな社会状況、
反ユートピアには奇妙な説得力があり、存分に魅了された。
主人公たちの名前、変だけど。
ってふと伊藤計劃でぐぐったら、ちょうど昨日付けで
2010年のフィリップ・K・ディック特別賞を受賞していた模様。
本賞ではなく、"special citation"。
過去の受賞作品には、ニューロマンサーなんてものが上がっていたり。
きっと非英語圏の作家がノミネートされること自体珍しいのだろう。
つくづく早逝がおしまれる。
あ、たいがいみなさんご存知と思われますが、仙台在住でした。
先の地震でも無事でした。よかったよかった。